悪質商法被害

悪質商法被害・特にCO2排出権取引について

国内公設・海外先物取引については、2011年1月1日施行の商品先物取引法により、事実上全ての取引所取引において不招請電話・訪問勧誘(承諾なく勧誘すること)が禁止されました。これにより、被害が大幅に減少しましたが根絶には至っておりません。

 業者から電話で勧誘されて,「儲かる,今がチャンス。」と言われたため,CO2排出権取引をしました。でも,結局1500万円以上損をしました。業者にだまされた気がするのですが,手を出した私が悪いのでしょうか。

 CO2排出権取引は,CO2排出権の売買を証拠金取引で行います。証拠金取引は取引総代金の一部を証拠金として預託して行う取引なので,商品先物取引やFX取引と同じくレバレッジがかかっているリスクの高い取引です。金融派生商品(デリバティブ)の一種ですが,デリバティブを規制している金融商品取引法と商品先物取引法は,いずれも適用対象を政令指定制にしており,CO2排出権はどちらの法律でも適用対象になっていません。これを利用して詐欺的商法を展開している業者が,CO2排出権取引業者には多いのです。この取引については,賭博行為に該当して違法であり違法行為をしているのは業者だとして顧客の損害賠償請求を認めた裁判例があります。早めに弁護士に相談することをお勧めします。